宿題の提出にご質問が出たことをこちらにまとめます。
質問 「イメージツリーのやり方をおしえてください」
【イメージツリーとは】
イメージツリーは、自分のことを考えて、自分のことを言葉にしていく方法です。
「かっこいいことば」とか「すてきなことば」を探すのではなく、「自分にぴったりのことば」を探しに行く方法のひとつです。ヒントに沿って、ぱっと思いついた言葉を、付箋に書いて樹に貼っていきます。意外な言葉や、関係ないかな、と言う言葉が思いつくかもしれませんが、それはそのままにします。それも大事な「自分の一部」だからです。
【方法】
➀最初に「作者」の名前を下の空欄に書きます。この作品を作る人の名前です。
②次にイメージツリーの真ん中に「主人公」の名前を書きます。この歌の主人公となる人の名前です。皆さんは自分の歌を作りましたので、自分の名前を書きます。ここではふだん呼ばれている呼ばれ方、一番気に入っている呼ばれ方を書きます。ここは文法で言うと「主語」に当たります。
➂次にその主人公、つまり「あなた」は「どんな子なのかな?」と言う言葉を書きます。ここは文法で言うと「形容詞」に当たります。
➃次に、「もっと・どんな子」、つまり、➂で出た言葉以外の「どんな子なのかな?」を書きます。たとえば、➂が自分が自分を表現する言葉だとしたら、➃はお友達はどんな風に思っているかな? と考えてもいいです。もちろん自分で思っていることで➂以外の言葉が出て来たら、それでも大丈夫です。ここも「形容詞」です。
➄さらに、「もっと・ほかに・どんな子」、つまり➂➃以外の「どんな子なのかな?」を書きます。たとえば、お父さん、お母さん、先生は、「どんな子」って言っていますか? もちろん自分で思っていることばを書いても大丈夫です。
⑥次は、「していること」を書きます。「あなたはいつもなにをしているの?」「なにをするのが好き?」これを文法では「動詞」と言います。
➆その「していること」を続けるとどうなるのかな? というイメージを書きます。「あなたがしていることの未来」です。
⑧その「していること」は「いつ」ですか?
⑨その「していること」は「どこで」ですか?
⑩その「していること」は「どんなふうに」していますか?
⑪最後に、「あなたは《その時》なんて言っているの?」
「どう思うの?」「なんと言われたの?」「どう感じたの?」
言われた言葉、言った言葉、夢や気持ちを書きます。ここはとても大事な部分で作者だけの特別な体験となります。
以上で主人公を巡る言葉を集めて、イメージツリーは完成しました。
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